北海道OCDの会【掲示板】


薬について考える

1:冬虎 :

2020/04/12 (Sun) 22:58:27

薬が効かないという声をよく聞きます。
一説によると反応率は4~6割だそうです。

誤解している人がけっこういると思うのですが、そもそも「強迫症の薬」なんてものはありません。
抗うつ薬や抗不安薬が代用されているだけです。
原因も機序もわかっていないのだから薬なんてあるはずがありません。
新型コロナのワクチンが存在しないのと同じです。

抗うつ薬などが用いられる理由としてしばしば目にするのがセロトニンやドーパミンがどうたらこうたらというヤツです。
これにもいくつか疑問が沸いてきます。
4:冬虎 :

2020/04/20 (Mon) 21:17:20

それでも多くの場合に薬物療法が第一に選択されるのは、薬以外の治療ノウハウを持ち合わせていない医者側の都合と、薬で簡単に治したいという患者側の思惑が一致してしまうからでしょうか。

薬物療法を否定するつもりは毛頭ありませんが、自分の経験からも過剰な期待は禁物だということは強調しておきたいと思います。
少なくともインフルエンザに対するタミフルみたく飲んで寝ている間に治せるような病気ではないでしょう。

確固たるエビデンスもなく服薬に対する私見をつらつら書き連ねました。
自分はこう考えています、なんて意見があればぜひ聞かせてください。
3:冬虎 :

2020/04/16 (Thu) 21:41:02

強迫症は一次障害と二次障害、あるいは認知タイプと運動性タイプなどに分けられていますが、はたしてこれらが同じ病気なのだろうかと疑問を感じることもしばしばです。
個人的な感覚では様々な疾病の群(強迫スペクトラム障害)として扱うほうがしっくりきます。
すべての強迫症患者にセロトニンの異常が起きていないなら、もしくは強迫症が複数に分類される疾病なら薬が一律に効かなくても納得できます。

一般的なの解説書では「強迫症の治療には薬物療法と認知行動療法がある」との説明を目にしますが、これは誤解を生む一因になっているように思います。
患者がどちらでも好きなほうを選べばよいというわけではありません。
主体は認知行動療法であり、薬はそれを補助するものだということもしっかり書いてほしいところです。
2:冬虎 :

2020/04/15 (Wed) 10:42:27


(疑問その1)
セロトニンの異常は「症状」なのか「原因」なのか?
たとえば骨折の「症状」として痛みが生じますが、痛みを取り除いても骨折は治りません。

(疑問その2)
強迫症患者には必ずセロトニンの異常が生じているのか?
強迫症と診断された人でもセロトニンの測定を受けた人はほとんどいないように思います。
そんな極めて少ない検査数で薬効を判断できるのかどうか。

人間に対する検査あるいは動物実験でもセロトニン仮説はある程度正しいとされているようですが、セロトニンの取り込みを阻害することがなぜ強迫症状を改善するのか、そのからくりはまだわかっていません。
現在の医学における強迫症の薬物療法は、新型コロナウイルスにアビガンやBCGが効くんじゃないかと言っている段階とたいして変わらないように感じます。

そもそも強迫症と括られているすべての症状がはたして同じ病気なのかどうか。
もし違う病気ならばひとつの薬が効いたり効かなかったりするのも不思議ではありません。

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